こんにちは!1年の京太です。
早速、キリングフィールドとS21を訪問し、カンボジアの歴史を身をもって実感したツアー12日目について書きたいと思います。今回は少しまじめな内容となっています。
首都プノンペンの空気にもだんだん慣れてきたこの日。たくさん歩くとのことなので、まずは新たなホテルでしっかりと朝食をとりました。
その後A班とB班に分かれたのち、A班はキリングフィールドへ、B班はS21へ出発!
自分はA班だったため、まず訪れたのはキリングフィールド。ここは、ポル・ポトが政権を握っていた時代のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡です。
入場料を払って中に入ると、あたりの雰囲気がガラッと変わります。ここでは一人ひとりに音声ガイドが渡され、各々がカンボジアの過去と向き合いました。
この場所をはじめ、カンボジア各地にあるキリングフィールドで合計300万人、当時の全人口の約3分の1が虐殺されたそうです。
想像できますか…?
頭ではわかっているつもりでしたが、自分はそんな殺戮が行われたまさにその現場に立っているのだと改めて気づいたとき、底知れぬ恐怖を感じたのを覚えています。
もっとも衝撃が大きかったのは、このキリングツリーでしょうか…。
たくさんの赤ん坊がこの木に頭を打ち付けられて亡くなったそうです。知識層の根絶を試みたポル・ポトの思想が生んだ、まさに悪夢の場所といえます。
キリングフィールドにはカンボジアの痛ましい過去の記憶が残されていました。
見学のあとはつかのまお昼ご飯を食べました。(今回は内容の関係でメンバーの写真が少ないため、ここでしっかり載せておきます。笑)
そして、このタイミングで大地先輩とはお別れとなりました(泣) ちょうどB班も合流し、全員で見送ることができました。
午後は入れ替わりのため、A班の僕たちはS21へと向かいます。
そしてたどりついたS21。この場所は数々の処刑・拷問が行われた政治犯収容所で、別名トゥール・スレンとも呼ばれます。
内部には当時の様子がうかがえる代物がそのまま残っていました。
キリングフィールドのときと同様に音声ガイドととも回りましたが、現物が目の前にあるため状況がより鮮明に頭に浮かびました。
もっとも記憶に残っているのがこの独房、すべてが当時のままです。中に入りこの狭さを体感したとき、心が痛んでなりませんでした。
S21の見学を終えた後、メンバー1人ひとりがベンチに座り込み静かに思案にふけっていた様子が印象的でした。今いるこの国について考えを巡らせていたのだろうと思います。
ホテルに戻って一休みをしたあと、夜はプノンペンにあるイオンに行きました!
外観も内部も、日本のそれとそっくり。そしてなにより、久々に日本食が食べられるということでみんなかなりテンションが上がっていました。笑
カンボジア料理もおいしいけど、やっぱ日本食が一番だなぁ~。そんなことを思いながらお料理をいただいた記憶があります。。。
食事の後は、自由にイオン散策。みんな思い思いに館内をめぐって久々に触れるモダンな雰囲気を満喫していました。
ここまでツアー12日目を振り返ってきましたが、自分は今でもこの日キリングフィールドとS21で感じた衝撃を忘れることができません。ポル・ポトによる大量虐殺という凄惨な事実を目の当たりにして圧倒されました。同時に、2度と繰り返されてはならないことと、後世に語り継がれるべき歴史であることを強く意識しました。
しかし、その歴史を乗り越えて今のカンボジアがあるんだ、ということにも気づかされました。
そう考えると、自分たちが村で出会った子供たちの溢れんばかりの笑顔は素晴らしいものだったなと、改めて感じます。
平和であるということがいかに重要で大切か、肌で感じた一日でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次は有留が書いてくれます!